「いつまでこの病院で働こうか…」
「このまま今の職場で働き続けてもいいのだろうか…」
このように考える看護師は少なくありません。
私自身も新人から頑張って働いて3〜4年経った頃に「他の病院でも働いてみたいな〜」と思っていました。
実際、このくらいの時期に「転職」と言う行動を起こした同期や先輩は、美容系に進んだり新たな看護師としての働き方を選んだ人が多いように感じます。
この記事では、「私、このままでいいのかな?」と不安を感じている人に、
- ちょっと勇気を出して行動を起こしてみるきっかけや
- このまま働き続けるのがいいかも!
を考える目安を提供できたらと思っています。
この記事を書いた人
看護師人生は長いです。今20代の人は後30〜40年も働くことになります。
正直、今モヤモヤがある人は行動を起こさなければ一生このままです。不安や悩みは消えません。
漠然な不安を解消して、看護師としてすっきり再スタートを切りましょう!
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同じ職場で働くメリット6選
まずは、同じ職場で働くことで得られるメリットについて考えてみましょう。
メリット6選
- 病院のやり方に慣れているため働きやすい
- 役職につきやすくなる
- 福利厚生を最大限に利用できる
- その病院・その部署特有のスペシャリストになれる
- 人間関係が円滑になる
- 退職金が多くもらえる
病院のやり方に慣れているため働きやすい
同じ病院で働いていると、病院のやり方や仕組みがわかり年々働きやすくなってきます。
例えば、育休明けで1年ぶりに職場に戻っても”なんとなくの感覚で働けてしまう”のは、病院のやり方や仕組みを覚えているからですよね。
疾患や看護の方法も同じことをする患者さんが多いため、ある程度パターン化された中で動くことができます。
頭をフル回転させて覚える必要がないため負担が軽くなります。
業務の慣れは仕事がやりやすくなるからメリットのひとつだよね。
役職につきやすくなる
長く勤めて実績と経験が積み上がってくると自然と役職の道が見えてきます。
転職を繰り返してきた人よりも同じ病院で長く頑張ってきた人の方が、病院側としても役職に起用したくなりますよね。
「役職につきたい!」と思っている人は同じ病院でキャリアを積んでいくのがおすすめです。
役職を狙っていた人は看護師6年目で主任になってたよ
福利厚生を最大限に利用できる
福利厚生はその病院によって変わりますが、
- 医療費がタダ
- 資格取得の補助・推薦
などがあげられます。
私が新人の頃勤めていた病院では、医療費がタダだったので病気や怪我の受診料は福利厚生を使っていました。
親知らずを抜いたり眼の検査なんかもぜんぶ福利厚生で受けてたよ
あと、認定看護師や専門看護師を取りたい人にも金銭的な援助があったり推薦してもらえたりと、長く勤めればその分受けれる恩恵は大きいです。
その病院・その部署特有のスペシャリストになれる
同じ部署で長く働くほどその分野に精通する知識と技術を有することができます。
- 認知症の病棟であれば認知症看護のプロに。
- ICUであれば術後看護のプロに。
- オペ室であれば手術看護のプロに。
その部署に関わる医師や他職種、患者を取り巻く家族との連携も円滑にすすむようになり、知識や技術だけでなく看護師としても何倍も成長することができます。
認定看護師や専門看護師を目指すモチベーションにもなるね!
人間関係が円滑になる
自分の職場で顔見知りの人が増えるほど、他部署や医師とのやり取りがスムーズに進み仕事がやりやすくなります。
いろんな人とコミュニケーションが取れるようになると、人間関係の輪も広がってさらに働きやすくなっていくでしょう。
コミュニケーションが苦手でも誠実に仕事をしていれば「あの人にお願いしよう」「声かけよう」って思ってもらえるよね。
退職金が多くもらえる
一般的に退職金は経験年数が増すごとに増えていきます。
看護師は多職に比べ転職率が高いため、入職後5年目までは退職金が出ないことや出ても少ないことが多いです。
5年以上の年数になると少しづつ増える傾向にはありますが、看護師の退職金は基本的に少ない…。2桁働いても満足いく額をもらえない病院の方が多いです。
私個人としては、「今少しでも不満があって、いずれ転職したいと思っている」のであれば早めに転職して長く勤められる職場で働いた方が最終的なメリットは大きいと思います。
福利厚生がしっかりしていて退職金も支給している職場を知りたい人は転職サイトの活用がおすすめです。
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同じ職場で働くデメリット5選
デメリットは以下の5つ
- 新しい知識や経験を得にくい
- 良い職場に出会う可能性をなくしている
- キャリアアップのチャンスを逃している
- 職場環境が悪くても我慢するしかない
- 後々転職をした際に柔軟性を持てなくなる
新しい知識や経験を得にくい
同じ部署にいると専門性が磨かれる分、必然的に他の分野を学ぶ機会が減ります。
看護師としての知識や経験が偏るという面でデメリットであると言えます。
私はほとんどオペ室で働いているためオペ室の経験は十分である反面、病棟経験は少なく偏りがあると言えます
ただ、これをデメリットとして取るかはその人次第。
- なんでもこなせるオールラウンダー看護師になりたいのか
- 一つの領域に特化した専門看護師になりたいのか
目指す看護師像によるので一概にどちらがいいとは言えません。
どこでも働ける看護師になりたいのであればさまざまな領域を経験するのもアリだよね
良い職場に出会う可能性をなくしている
長く働いている今の職場がいい職場なら問題ありませんが、病院の仕組みや環境などに不満を感じているのであればデメリットと言えます。
病院で働いていると忙しいがゆえ、どうしても不満が出がちです。
その不満が一過性のものなのか、継続するものなのかを見極めるのが大事です。
転職をしたら解決する問題なのか考えてみるといいかも
キャリアアップのチャンスを逃している
同じ職場で働いていると病院で用意されている以外のキャリアを積むことが難しくなる可能性が高いです。
「自分はこうなりたい!」という明確な目標がある場合はもちろん、「今は目標がないけどこういう道に進みたい」という大まかなビジョンがある場合は、
同じ場所にとどまらずその目標にあった道に転職するのが自分のためになります。
逆に今、目標やビジョンがない人は今のまま働き続けてもいいし転職して目標を探してみるのもありだと思います。
職場環境が悪くても我慢するしかない
同じ病院で長く勤めていると他の病院で働く姿をイメージできなくなり、自分で自分の首を絞めてしまうことも多くありません。
今の職場があたりまえになると職場環境が悪くてもなんやかんや働けている今の状況を正当化してしまい、他にいい職場があったとしても気づくことができなくなってしまいます。
納得していない職場にずるずる働き続けるなんて無駄。心も体もすさんじゃう・・
自分にあった職場を見つけたい!そういう人はとりあえず転職サイトに登録して転職活動をしてみるのがおすすめです。
転職活動はノーリスクでできる!
後々転職をした際に柔軟性を持てなくなる
何年も同じ場所で働いていていざ転職しようと思った時、転職経験がないことはデメリットになることもあります。
どうしても職場が変わると今まで当たり前だったことが通用しなかったり、逆にこれはどうなの…?と思うことが多々起こります。
そのギャップに対応できるかどうかも一つ同じ病院にいるデメリットであると言えます。
漠然とした不安を解消する3つの方法
私自身が「このままでいいのかな?」と不安に思った時に実践したことは以下の3つです。
- 漠然とした不安の原因を知る
- 今できることは何か考える
- 漠然とした不安がない未来を想像する
漠然とした不安の原因を知る
「漠然とした不安はどこからくるのか…?」
「私はいま、何にモヤモヤしてるのか…?」
一度書き出してみましょう。
漠然とした不安が出てくると言うのは決して悪いことではありません。
あなたが頑張ってきた証拠。
忙しく働いている新人の頃って、漠然とした不安も何もないですよね?毎日技術や知識を覚えることで必死。
だからこそ3〜4年目以降になると漠然とした不安が出てくるのはごくごく自然なことと言えます。
漠然とした不安の裏には「余裕」や「落ち着き」、「飽き」があるはずです。
数年経って業務に慣れて自分で考えて仕事を回せるようになってきた時、やっと自分のことについて考える余裕が出てきた。
これってすごくいいことだと思いませんか?
漠然な不安はあって当然。漠然な不安があるときこそ自分のキャリアについて考えるチャンスだと思います。
今できることは何か考える
漠然とした不安の中、毎日はどんどん進んでいきます。
次は、「漠然とした不安を解消するために私に今できることはなんだろう…?」を考えてみてください。
今の職場でできることもいくつかあるはずです。
例えば、私がよくしていたのは新人の頃のようにひとつひとつの仕事を丁寧にしてみること。
日勤で複数人受け持ちがいるとどうしてもバタバタしますよね?それをあえてゆっくり丁寧にする。
時間はないけど、患者ともいつもより密に関われて自分の成長を感じれる瞬間です。
私は、どちらかと言うと病棟業務が苦手だったのでこの時間に自分がしてみたいこともよく考えていました。
詳しくは以下の記事もご覧ください
》【病棟が苦手な人に伝えたい】病棟嫌いの私が手術室に異動して思ったこと3選
漠然とした不安がない未来を想像する
あなたは自分の理想とする姿をよく想像していますか?
人間って、”想像できない未来は実現できない”と言われています。
「お金持ちになりたい」といって自分がお金持ちである姿を想像できなかったら、それはただの願望で終わってしまいます。
私が今よくしているのは、「お金を気にすることなく家庭中心で働きたい時に働いてる自分」を想像しています。
もっと詳しく言うと、
「こんな働き方夢じゃん!無理だよ!」と思った方、私は数年後これを叶えます。
未来や夢は具体的に想像できてこそ実現できます。
少し話がそれましたが、
漠然とした不安を解消するには、自分が思う良い環境で伸び伸び働いている自分を想像することが何より一番大切です。
漠然とした不安がない未来をあなたも想像してみてください。
変わらないことも悪いことじゃない
漠然とした不安があっても、現状を変えることだけが正解だとは思ってません。
変わらないことも悪いことではありません。
それは、何よりラクだし自分が納得してるなら何も問題ではないから。
「変化」があればあるほどもちとん大変だし、忙しくなります。めんどくさいし、体力も必要です。
今ある環境に感謝して、今目の前の仕事をこれからも頑張る。
これも立派な選択だと思います。
その職場・その分野のエキスパートになれる可能性を秘めているし一つの仕事に全力で向き合える人は素敵です。
少なくとも私は一つの仕事を続けることができる人って尊敬しています。
思い切って転職することもひとつ
先程話したように、漠然とした不安があると言うのはあなたが頑張ってきた証拠です。
この際、キャリアアップをするためにも思い切って転職してしまうこともひとつです。
同じ場所に居ることは、めんどくさくないし、居心地がいいかも知れない。
でも、実際は転職しないと出会えない世界の方が多いです。
- 新しい科に行くもよし
- ゆっくり働ける療養施設に行くもよし
- 派遣でのんびり働くもよし
看護師って実は…知らないだけで働ける場所の選択肢が無限にあるんだよ!
一度リフレッシュのためにも離れてみてもいいかも知れません。
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- 実際に働いていた人の生の声
- 人間関係などの詳しい内部事情
- 転職した人の理由…
転職サイトが持つ情報はあなたが転職するにあたり
かなり有益でためになる味方になってくれます。
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