子供を夫や家族に任せて仕事をするのが心配…
生活リズムが狂ってしまうから夜勤したくない…
子育てをする看護師ママは一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
病院に患者が入院している以上、夜勤があるのは仕方のないことです。
しかし、できれば夜勤に入りたくない…
そんな思いを持つママも多いはず。
この記事では「夜勤なしで働ける働き方」をまとめました。
夜勤のない(少ない)部署や職場を知ることで、働き方を見直すきっかけにしていただければと思います。
▶︎ママナースが夜勤なしの勤務を選ぶ理由ベスト3
実際に「夜勤なしでの勤務を選ぶ理由」について職場や友人などママナースから聞いた話をまとめました。
①子育てや家事との両立が難しい
両立が大変だと言う声は、多くのママナースが悩んでいます。
日勤でもフルタイムで約8〜9時間働くとなると出勤前の朝も仕事後の夕方もバタバタで余裕のある時間はほぼありません。
仕事をしながら家事育児をするとなるとどうしても時間軸が仕事中心になってしまうからです。
例えばパパも忙しく、
看護師、ママ業、主婦業と三刀流を1人でこなさないといけない場合、
自分の時間が取れないのはもちろん、
子供と過ごす時間も少なくなってしまいます。
自分の心身もあっという間に疲弊してしまいます。
看護師である前にママなので「子供中心の生活」で働きたいと思う人が多いです。
②家族との生活リズムが狂ってしまう
夜勤となると生活リズムがまるで異なります。
家族とすれ違いの時間を過ごさないといけなくなるため「夜勤なし」を選ぶ人も多いです。
保育園のお迎えから夜のお世話、次の日保育園へ送っていくまで。パパや親との家事育児の分担が必須です。
特に夜ママ以外と過ごすことに慣れてない子供は寝れず夜通し大泣きすると言う話もよく聞きます。
夜勤をする場合は、いきなりママが夜にいなくなって子供が寂しい思いをしないように
日頃から環境を整えておくことが大切です。
③ハードな夜勤がしんどいから
夜勤は日勤よりも限られた人数で患者さんを看る必要があります。
何事もなく平和に終わればそれに越したことはありませんが、急変やトラブルが起こることも少なくありません。
急変で仮眠が取れない時は12時間以上働きっぱなし…なんて事もあります。
私は20代前半の若くてまだまだ体力がある時ですら夜勤のしんどさを感じていたので、
ママになった今の夜勤は本当にヘロヘロです…
健康は一番の資産です。ママの健康な生活を維持するためにも夜勤のバランスは考えたいところです。
【他にはこんな意見も…】妊活中だから
「結婚して妊活を考えているから」
「2人目を考えているから」
などの理由で夜勤を控えていると言う人もいます。
夜勤をすると必然的にパートナーとのすれ違いの時間が多くなってしまいます。
生活リズムを合わせて体調を整えたい!とライフプランに合わせ減らす人もいます。
▶︎働き方を決める時の2つのポイント
「好きな仕事」ではなく「希望の条件」に見合った仕事で選ぶのがおすすめです。
ママナースが働き方を見直すときは、
- 優先順位を立てること
- デメリットを知ること
この二つが大切です。
職場により雇用条件が異なるため、自分が何を優先条件として考えているのかを洗い出しましょう。
同じママナースであっても、
- 雇用形態
- 給料
- 労働時間
- キャリア
- 職場までの距離
- 残業の有無
- 休みの取りやすさ
- 人間関係
- 託児所の有無 …
なにを重視するかは人により異なります。
希望の条件にあった職場選びをすることが、働きやすく仕事と育児の両立を図るためにも欠かせません。
また、その条件を選んだ場合のデメリットも知っておいて損はありません。
例えば、希望条件が「夜勤がない職場と休みを優先したい」場合、
デメリットとして挙げられるのが
- 給料が低くなること
- 常勤で働けなくなる可能性があること(日勤常勤のみは不可な職場もあります)
- 働ける職場が限られること
- 仕事内容により看護師としての手技が衰えること
などがあります。
優先項目ばかりに目が行きがちですが、
デメリットを知ることで「やっぱりこの条件はキツイなぁ…」と逆の視点からも考えることができます。
後々の不満にならないためにも
- 優先順位を立てること
- デメリットを知ること
合わせて考えてみてください。
▶︎病院や地域で働ける夜勤のない(少ない)働き方まとめ
病院と地域に分けて見ていきます!
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病院
- 外来
- 手術室
- 透析
外来
多くの病院は午前診と午後診(予約患者)で受付時間が決められていることが多いです。
救急をとっている場合は夜勤がありますが、救急をとっていない病院の場合は夜勤がありません。
診察の受付時間が決まっているため、診察終了時刻の予測がつきやすく、残業も少ないのが特徴です。
採血やルート確保など手技も行うため、看護技術を落としたくないママナースに人気です。
外来はこんな人におすすめ
- 看護技術を落としたくない
- 残業が少なく定時で帰りたい
手術室、カテ室
手術室は基本的に日中の勤務がメインになります。
病院の規模により
- 夜勤がある病院
- 夜間の緊急手術に対応するオンコールを取り入れている病院
があるため、手術室で働く場合は「夜勤なしの病院」を自分で選ぶことが可能です。
ほとんどみんなが日中での勤務ため、病棟に比べ規則正しい生活が送れます。
オペ看護は特殊で手術中の看護が主な仕事になるため、「患者さんとたくさん関わりたい」と言う人には向きません。
手術中の手術に関する器械の名前や手技、解剖など覚えることが山ほどあるのも特徴です。
手術室はこんな人におすすめ
- 患者さんと話すのが苦手
- 達成感を感じたい
- 救急に携わりたい
透析室
透析室も主に日勤で働くことが多い部署です。
患者は2〜3日に一度通院し一回あたり4時間ほどかけて透析を行います。
透析室では透析の機械を扱うため、機械を触るのが苦手な人や自信がない人には向きません。
患者にとっては生涯透析と向き合わなければならないため心身共に大変な思いをしている方が多いです。
患者に寄り添った看護をしたい!前向きに治療ができるようにサポートしたいという方におすすめです。
透析室はこんな人におすすめ
- 患者さんとコミュニケーションを取るのが好き
- 専門性を高めたい
- 日勤のみで働きたい
- ルーティーンワークで働くのが好き
地域
- 訪問看護
- クリニック
- 保育園
- 産業看護師
訪問看護
訪問看護は夜間オンコールはありますが、夜勤がないためママナースに人気があります。
訪問件数や訪問時間が決まっていることから終了時間の目安がつきやすく、残業がほとんどないのも特徴です。
近年ではマニュアル完備や教育がしっかりなされているステーションが多いため、ブランクのある看護師や新卒の看護師でも安心して働ける環境が整っているという印象です。
健康管理や生活の支援など一人ひとりの利用者さんにゆっくり関わりたいという看護師におすすめです。
訪問看護はこんな人におすすめ
- ひとりひとりの患者さんと長期的に関わりたい
- 日勤のみの勤務で給料もしっかり欲しい
- コミュニケーションを取るのが得意
クリニック
午前診午後診とあり日祝休みというクリニックが多いため、パートナーの扶養内で働きたい看護師に人気です。
午前診察のみ、午後診察のみ、その両方とライフスタイルに応じて柔軟な働き方ができます。
限られたスタッフで仕事を回さないといけないため、急な休みが取りにくいと言う点がデメリットとして挙げられます。
クリニックはこんな人におすすめ
- パートナーの扶養内で働きたい
- 家事育児を中心とした働き方をしたい
- 地域に特化した環境で働きたい
保育園
保育園で働く看護師は、子供たちやその家族そして職員の安全と健康を守るために働きます。
保育園に準じた勤務となるため夜勤はなく、土日祝日休みというようなワークライフバランスのとりやすい職場といえます。
仕事内容としては、
- 子どもの健康管理
- 衛生管理(感染対策)
- 保育士や保護者への保健指導 など
けがなどの応急処置をすることはあっても医療行為はありません。
子供が好き!育児の経験を活かして子供に関わった仕事がしたい!と思う方におすすめです。
デメリットとしては、
- 医療行為がないが故に看護技術が衰えてしまうこと
- 病棟勤務より給料が下がってしまうこと
看護師は園に1〜2人なので責任を感じることがあるかもしれないことが挙げられます。
保育園はこんな人におすすめ
- 子供が大好き!子供に関わる仕事がしたい!
- 病気の予防に興味がある
- ワークライフバランスを大切にしたい
産業看護師
病院や介護現場ではなく企業で働く産業看護師も夜勤がなく日中のみの仕事です。
仕事内容は職員の健康管理(健康診断や健康相談)衛生管理をすることです。
近年は精神的な病を抱える人が多いため相談相手となることも多いです。
夜勤がなく、土日休みの勤務なので比較的ワークライフバランスがとりやすい職場といえます。
しかし中には残業が多い職場もあるため事前の情報収集で内部事情まで知ることをお進めします。
産業看護師の種類には他にも、
- 治験コーディネーター(CRC)
- 臨床開発モニター(CRA)
- 医療機器メーカーや製薬会社などで働く、クリニカルスペシャリスト
- コールセンター
などがあります。
残業や出張が多いため、小さい子を育てるママさんにはあまりおすすめできませんが、
一般企業で働きたいという人や人と話すこと・提案したりするのが好きという方におすすめです。
産業看護師はこんな人におすすめ
- 人と話したりプレゼンすることが好き
- 病院ではなく企業でバリバリ働きたい
- 自分でスケジューリングして働きたい
- 日本各地いろいろな場所で仕事がしたい
▶︎夜勤なしで働く場合に気をつけたい3つの事
常勤扱いにならない可能性がある
日勤常勤(夜勤や当直をしない)という働き方をとっていない病院もあります。
私が働いている病院も日勤常勤は不可のため、
現在は月一夜勤に入って常勤(正社員)をキープしています。
非常勤(パート)として働くことになれば
- 時給制でボーナスが大幅にカット(もしくは支給されない)
- 休めば給料に響いてしまう
- 雇用が不安定
など家計にダメージを起こしかねません。
社会保険や退職金など福利厚生がない
時給制で働くパート勤務の場合やクリニックなど個人の病院で働く場合に福利厚生が整っていない事もあります。
社会保険を自分で払わなければならなかったり退職金制度がないところもあるため、事前に確認するようにしましょう。
オンコールや残業がある
「夜勤のない勤務」という点で見ればどれも条件にあてはまる働き方ですが、
夜勤はなくてもオンコールや残業をとらなくてはならない職場もあります。
例えば、手術室や訪問看護はオンコール制度がある、企業の看護師は残業が多いなど。
子育てと両立させるなら残業は避けたいところですよね…
▶︎ママナースとしての働き方は無限大
子供を夫や家族に任せて仕事をするのが心配…
生活リズムが狂ってしまうから夜勤したくない…
そんなママナースにおすすめの「夜勤なしで働ける働き方」を紹介しました。
子供の成長に応じて働き方を見直すもよし。
思い切って転職するもよし。
看護師として働ける場所は病院以外にも沢山あります。
それぞれのメリットやデメリットを知り自分に合う働き方を見つけてみてください。
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