- どんな保険に入っていてどんな理由で解約したのか
- 保険に対する我が家の考え方
結婚のタイミングや家族が増えたタイミングで見直しをすることの多い保険。みなさんは保険に加入していますか?
私は結婚し子供が生まれてすぐ、入っていた保険を全て解約しました。
「え⁉︎子供が産まれたのに保険解約したの?」と思われるかも知れませんが、本当に全て解約しました。
民間保険が無くなった今、我が家では何かあった時の備えは公的保険で十分だという結論に至っています。
この記事では、我が家の保険を辞めた理由と保険についての考え方について解説していきます。
あくまでも我が家の考え方ですので賛否両論あると思います。一つの方法として参考にしていただければと思います。
- 保険の見直しを考えている
- どんな保険に入ったら良いかわからない
- そもそも保険って必要なのか?誰かの意見を参考にしてみたい
日本人が大好きな保険。年間38万円
日本人は世界的に見てもかなり保険好きで知られています。それもそのはず、日本人の約9割がなんらかの保険に入っているからです。
そんな保険好きな日本人。平成30年度の生命保険に関する全国実態調査によると、保険料の平均支払額は約38万2千円。毎月に換算すると3万2千円という調査結果が出ています。


実際にこれだけの保険を毎月毎年支払っていると目で見ると、家計にはとても痛いなぁと感じる人もいるのではないでしょうか。
今でこそ保険を全て解約しましたが、私が保険に加入していた時のMAX額は新入社員1年目の時で月々25,000円!
平均額は下回っていますが、独身かつ年齢的にも若いということを加味すると高すぎる保険料でした。
加入していた保険と保険を辞めようと思ったタイミング
保険に加入した当初、社会人一年目の頃は本当に無知だったため、知り合いの保険会社のおばさんから言われるがまま契約していました。


周りの大人たちがみんな入っているため、保険に入らなければならないとすら思っていました…
内容は、保険会社で約4年〜5年
- 積み立ての保険 10,000円/月
- 掛け捨て保険 5,000円/月
銀行で約1年
ドル建て保険 10,000円/月
自分が何か病気や怪我をした時の保険として生命保険に、投資を兼ねて積み立ての保険と外貨建て保険に入っていました。
上記の金額を計算すると、5年間で合計約100万円!
この間、病気や怪我などなく健康に過ごせていたためほとんどがお守り代として消えていったのは言うまでもありません。
唯一保険としておりたのが出産時の吸引分娩での給付金でした。
【出産】自然分娩予定だったのに吸引分娩で20万以上給付金がおりた話。
給付金がおりたときはもちろん嬉しかったのですが、よくよく考えてみると給付金額よりもはるかに多い額を今までに支払っています。
出産がはじめての入院だったのですが、健康保険からの補助金制度や高額医療費制度も整っている日本の公的保険の充実さに気付きました。
これらのことに気づいたことが保険の見直しについて考えはじめるきっかけになりました。
夫婦+子1人家庭の我が家の保険に対する考え方
保険を見直そうと思い夫と保険の必要性について話し合いました。そこで出た結論がこの3つ。
- 怪我や病気は公的保険だけでok
- 保険に入るなら死亡保険のみ
- 貯蓄型保険や積み立て保険をするくらいなら投資で備える
怪我や病気は公的保険だけでok
そもそも、どこでも誰でも平等に3割負担で医療を受けることができる日本の公的保険は世界的に見ても優秀すぎるほどです。
医療費が高額になった際の高額医療費制度なども整っていて一定額以上の場合は払い戻しできます。こういった制度がありながら、さらに毎月数万円もかけて民間保険をかける必要はあるのか?
そう考えた時、私たちの答えは、貯金でまかなおう!ということでした。
近年、平均入院日数は短くなってきているため、給付される保険料の額も減ってきているのが現状です。
いつ起こるかいつ怪我するかわからない、しかも起こったその時に必ずしも保険が下りるとは限らない。そんな使い勝手の悪い保険に何年も保険料を払い続けるのはお守りという名の浪費だと感じます。
保険に入るなら死亡保険のみ
保険が必要だとするならば、必要なのは死亡保険だと思っています。
というのも、十分な貯金がなく子供も小さい間に親のどちらかにもしものことがあった場合、子供の教育費や生活費に困ってしまうからです。
保険は確率小、損失大なことに備えるためにあります。
この条件に1番当てはまるのが死亡保険かなと感じます。
貯蓄型保険や外貨建て保険をするくらいなら投資で備える
先ほどもちらっと話しましたが、いつ起こるかいつなるかわからない病や怪我に何年も保険を掛け続け浪費をするくらいなら投資に回した方が断然良いと思っています。
それは、保険と投資が合わさった商品は利率が悪く、手数料も高く、税金対策としても使えないから。例え、「元本割れしない」「年金の足しにになる」「満期になったらこれだけ返ってくるよ」などと言われても、つみたてNISAやiDeCoで同じ期間運用することを考えれば税金面でも利益の面でも劣ってしまいます。
こちらの生命保険とiDeCoの例をご覧ください。
例) 年収650万円(所得税率20%)の人が、毎月2万3,000円の掛金を拠出する場合、生命保険とくらべてみた。
引用:楽天証券 確定拠出年金(iDeCo)
この例を見てもわかるようにiDeCoは生命保険に比べ圧倒的な節税効果が得られます。60歳までずーっと毎年節税できると考えれば、保険よりiDeCoで老後資金を用意するべきだと感じます。
まとめ:保険は本当に必要か?見直しをしてみよう!
我が家が保険を辞めるに至った理由と保険についての考え方について解説しました。
結婚や家族が増えたという節目で見直しを考えることの多い保険。我が家は子供が産まれてすぐ保険を全て解約しました。
理由としては、日本の公的保険制度は充実しているため、何かあった時の保険は公的保険で十分備えられると思ったからです。
保険の見直しや必要性について夫婦で話し合った結果我が家の保険に対する考えかたはこの3つ。
- 怪我や病気は公的保険だけでok
- 保険に入るなら死亡保険のみ
- 貯蓄型保険や積み立て保険をするくらいなら投資で備える
投資で将来のお金を運用し、貯金額を増やして医療費の足しにする。もしもの時の備えを保険に頼らず自分たちで蓄えておくことで保険は基本的に必要ないという結論に至りました。
投資をするならまずはつみたてNISAやiDeCoからコツコツと。少額からはじめて長い目で20年以上育てていけばマイナスになることはないと言われています。
家庭により考え方は様々あると思いますが、一意見、ひとつの考え方として参考にしていただければと思います!
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